[幽霊遭遇] 1984年 風俗嬢の恨み

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あまりにも何度も通過した場所、かつ、古い記憶過ぎて、年度が特定できない。

おそらく小学校4年~中学1,2年だと思う(※1)
間をとって1984年の遭遇とする。

博多の空港側にある自宅から、天神に自転車で出る最短ルートの途中に
長さ5メートル(?)・幅2メートル(?)程の赤い欄干の小さな橋があった。

橋がある地区は中洲、時刻は午後とも夕刻とも言えない時刻
そのような情景での遭遇。


橋に差し掛かると、橋の横の川の中に
薄い肌着(※2)を着た若い女性が立っていた。

私は橋から落ちたのだと思ったのだろう。自転車を止めた。

「大丈夫ですか?」声をかけると、女性はこっちを向いた。

私を見上げ、睨みつけ、恐ろしい表情で「畜生ーーー!畜生ーー!」(※4)と叫んだ

「人呼んできます」私はそう告げると自転車に乗った
背後からまだ、叫ぶ声が聞こえる。


橋を渡ってすぐに居たおじさん(※3)に
女性が橋から落ちてると助けを求めた。

おじさんと戻った時には、もう居なかった。
橋の上にも誰も居なかったし、繋がっている道にも誰も居なかった。

時間にして1分も経ってないはずだ。

おじさんは、女性を探す様子も無く、
私に「気にしなくてもいいよ」と言った。

流れの強い場所では無いが、もしかして流されてしまったのかも
ずっと、気がかりのままではあった。


おじさんの「気にしなくてもいいよ」の
もう一つの意味の可能性を考えたのは、だいぶ大人になってからだった。

おじさんが、そこにそのような霊が出ると知っているならば
確かに気にする必要はない。


所感

改めて思い出せば、幽霊なのか人なのか判らない話だ
しかし、おじさんを呼びに行って戻るまでの時間の短さから、幽霊だと考えている。


※1) 年代がはっきりと思い出せません。記録としては駄目でしょうが、捨てるには勿体無い思い出なので…。
※2) 下着+ネグリジェ、当時はネグリジェという言葉を知りませんでした。  
※3) ボーイさんだと思います。
※4) それ以外にも何か言ったのは間違いないけども、思い出せません。

 

思い出せないばかりですみません。
注意書き:
可能な限り記憶に忠実に記述しています。
しかし、公開するものであること・記憶の劣化に伴う次の事柄をご了承ください。
(1) 記録であるため、「物語的な結末」は期待できません。
(2) 記事中の写真・地名・人名・店名など、全ての名称は実際のものとは完全に変えてあります。
(3) 人との会話は正確に覚えていない事が多く、その殆どは「こんな感じの会話」です。
(4) 日付を覚えていないことが殆どですので、記録の日付は適等です。
(5) (?)マークの付いた表現は記憶が曖昧であることを意味します。

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