場所は長崎、佐世保。ビジネスホテルでの遭遇。
部屋の間取りを図示する。
ベットに入り、うつらうつらとしかけた時に
ガザッ、ガザッ という感じの音が聞こえてきた。
電気をつけ、音のする方向を見た。
仰天した
部屋のドアの下の隙間から
10本(?)の指が差し込まれ
じゅうたんを引っ掻いていた。
細くて長い指、15㎝くらいあるように見える。
昆虫の足のような指が、絨毯を引っ掻いている。
手の甲は見えない。指と爪だけが見える。
あまりに気持ちの悪さにスリッパを投げつけた。
ドアの外から引っこ抜かれたように消えた。
「入ってくるつもりだろうか?」
理由は無いが、そう感じた。
朝まで電気を付けたまま、起きておくしか無い。
そう覚悟を決めた。
決めたはずだが、寝てしまった。
結局入って来たのかは、判らない。
所感
これ程の気持ち悪いモノと遭遇したのは、初めてかもしれない。
通り抜けたり、通り抜けられなかったり、
生きた人そのままだったり、このように変形していたり。
幽霊もいろいろあるようだ。不思議だ。
※佐世保での仕事は35~36歳でどちらかかハッキリしないが、2007年の記録とした。